星のない夜

学生でも徒然なるままに。

月に帰りたい

 

 

 

嫌なら辞めればいいじゃん

だって始めたいって言ったのは貴方でしょ?

やりたくないなら辞めればいいよ、だってそうでしょ????

 

 

 

 

母から言われたこの言葉、怖い

 

そんなことが出来たら、どんなに幸せか

 

 

今日は疲れていた

1ヶ月ぶりのまともな登校、下手したら夏休み明けから隔日登校と考査期間だったからもっとかもしれない

その期間に溜まった塾の課題と受講をしなければならなかった

けど、やれなきゃいけないことはしょうがない

受験とかいう「頑張らなければならない」イベントが着実に、確実に、迫ってるから

そんなこと自分がいちばんよく分かってて

だからこそ嫌という気持ちもありつつ

同じくらいやらなければならないという使命すらもあるのである

 

 

そんなわけでキッチンからポテチとアソートのチョコをかっさらい、母にこう愚痴を零した

「あー、まじで塾の勉強したくない、ほんと嫌」

すると母はこういった

「ならやらなければいいじゃん?行くって言ったのは貴方でしょ?」

と煽り口調で。投影だと言われるなら仕方ないが私の中での解釈は「煽り」である。

「そんなこと言ったってやらなきゃいけないって思ってるんでしょ?じゃあやりなさいよ」

というのが母だから。幾度となくこの言葉を聞いた。耳に、胸に突き刺さるほど

知行同一じゃねえんだからできるわけがない

 

「反抗期」が嫌いだ、なぜなら意味が無いから、生産性がないから。人と無駄な喧嘩をすることに意味なんてものは毛頭ない、しかも自分発信だなんて面倒に決まっている、どうせ丸め込まれるまでがワンセットなのにさ

けどこの時私は言ってしまった

「ままうるさい」

とボソッと。

すると食い気味で母は反撃する

「何言ってんの?言ってきたのはそっちでしょ、私はやりたくないならやらなければいいいって言ってるだけ」

「先にうるさくしたのはどっちよ」

始まった

母は従兄弟の家のことをこれだからだめなんだよ、反抗期になるんだよ、と私に言う時もあるが、貴方も大概である

これ以上言い返すのすらも面倒で、ぶつかり合うことなんて真っ平御免な私は

「はいはい」

と小声でいつもの心の抑制をして、部屋に籠った

そして今に至るのである

 

 

(偏差値や学力で人を比べるなんてこと私はあまり好きではないけれど)偏差値の低い学校で赤点取りまくって先生のレポートで何とか卒業した母に言われるから余計に腹が立つ

そのあと進学もせずに自分のやりたいこと見つけるために何個かふらふらとレッスンとか教室みたいなところ通って、顔でモデルになって結婚して主婦になったから余計に腹が立つ

別にその人生でなんの努力もしてないと否定したいわけじゃないけれど、自分が苦しんできた、苦しんでいる辛さを体験していないような人に軽々しくそうやって投げ出されるのは如何なものだろうか

昔は母のそんなところが好きで尊敬していた

けど今となっては皮肉にしか聞こえない

ここら辺の公立の中じゃトップレベルの高校でなんとか真ん中辺りに食らいついて、夢も目標もないけどとりあえず進路出さなきゃいけないし、なんとかテスト期間の精神疲労と戦いながら部活での立場や対人関係に悩みながら日々の学校生活を送るでさえ億劫な私がなんだか惨めで悲しいものにさえ思えてくる、なんでこんなにも違うの?時代?環境?まあきっと全てだろう

 

結局人間なんて、私なんて、受け入れて欲しいだけの生き物なんだから「頑張ってるね、頑張れ」って声をかけて欲しかっただけなのに、話を聞いて欲しかっただけなのに、母の話を聞いてあげてる時だってあるのに、面倒だけど

そうやって悩んでることすら真上から押し潰されたらさ、もうどうしたらいいか分からないんだよ

 

これが「反抗期」だと言うのなら、私はいつかこの事すらも思い出として笑い話にできるような日が訪れるのだろうか、今はその世界は見えない

 

 

 

私の心の中、誰かに読み解いて欲しいとすら思う

 

こんなこと、誰にも話せないから

あんなに仲のいい友達だって

いつも相談に乗ってくれるあの子だって

多分この話を聞いても辛くなるか黙るか笑うかだって知ってるから

私だったらきっとそうだから

自分がされて嫌なことを人にするのは嫌いだ

 

 

これも母の口癖だったっけな、特に幼少期の

 

 

 

 

私という人間は、ほとんど母親で出来ているのかもしれない

 

 

誰にも言えないから

誰にも話せないから

今日ここで書き留めさせてください